2010年3月23日火曜日

あたう【能う】の意味

(動ワ五[ハ四])
(1)ある動作をすることができる。
(ア)(特定の動詞を受けないで)できる。なしうる。
「―?う限りの援助をする」「神に―?わざるはなし」

(イ)(動詞を受けて)その動作をすることができる。接続のしかたは、「…することあたわず」「…するあたわず」「…するにあたわず」「…しあたわず」の四通りがあった。
「看過すること―?わず」「感嘆措(お)く―?わず(=感嘆セズニハイラレナイ)」「平常なし―?はざる所のものを為し―?ふ/吾輩は猫である(漱石)」「大きに楽しむに―?はず/方丈記」


(2)それに適合する。ふさわしい。
「十徳なからん人は判者に―?はず/十訓 1」「人はただわが身に―?はぬ事を願ふ事なかれ/仮名草子?伊曾保物語」

(3)合点がゆく。
「翁は泣き歎く、―?はぬ事なり/竹取」
補足説明古くは打ち消しの形でだけ使われたが、明治以後は肯定の形でも使われ、「あたわ」「あたう」の両形が見られる。「あたう」は「アトー」と発音されることが多い





◆アクセント:あたう 2 0



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